6:黄泉からの橋/Bridge from Below
2015年9月17日 ドレッジ(ヴィンテージ)クリーチャーが戦場から対戦相手1人の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋を追放する。
黄泉からの橋があなたの手札にある場合、あなたのソーサリー呪文は「この呪文を唱えたとき、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを、戦場から手札に戻したクリーチャーの数だけ戦場に出す」という能力を得る。
クリーチャーが戦場から対戦相手1人の手札に戻ったとき、黄泉からの橋があなたの手札にある場合、黄泉からの橋を追放する。
既に何を言っているかわからない状態だが、概ね間違っていないというドレッジ・ザ・ギャザリング。
後述のクリーチャーをコストに要求するフラッシュバックとの相性が良すぎるため、ドレッジというデッキの中核を成すカード。
ちなみに、ドレッジの天敵「墓堀りの檻」はこの能力を止めておらず、(ドレッジ的に)非常手段でクリーチャーを出せば、ゾンビを量産することが可能なので、ドレッジを使う方も、使われる方も注意が必要。
5:Bazaar of Baghdad
2015年9月16日 ドレッジ(ヴィンテージ)(T):カードを2枚捨て、その後カードを3枚引く。
ヴィンテージのドレッジを形作る唯一無二のカード。
後述する「発掘」の能力により6+6+3=15枚もドローできる可能性があるぶっ壊れた性能。
ちなみに海外の大会では(所謂)パワー9、Mishra’s Workshop、Time Vault、Imperial Sealと共に、このカードを使うとBudget(格安デッキ)と見なされなくなり、Budgetデッキだけに贈られる賞をもらえないことがある。
とりあえずドレッジの使用方法を書いたところで、次はデッキに入っているカードを1枚ずつ解説。とはいえ、「2枚引いて、3枚捨てる」とか、「ライブラリーをn枚削る」とかは、カードを読めばいい話なので、ここではドレッジ目線の解説を。
なお、前提条件として、以下の世界観を記憶しておこう。
マジック・ザ・ギャザリング用語→どっれじ☆ざ☆ぎゃざりんぐ用語
墓地→ハンド
ハンド→(いつでもフラッシュバックできる)墓地
ライブラリー→(やっぱり)ライブラリー
ハンドから土地をプレイ→(《世界のるつぼ》があるように)墓地から土地をプレイ
この理論でドレッジもハンドから呪文を唱え、墓地の呪文をフラッシュバックできる、いかにもマジックな環境に早変わり。冗談の様だが、これが案外正しかったりする。
なお、前提条件として、以下の世界観を記憶しておこう。
マジック・ザ・ギャザリング用語→どっれじ☆ざ☆ぎゃざりんぐ用語
墓地→ハンド
ハンド→(いつでもフラッシュバックできる)墓地
ライブラリー→(やっぱり)ライブラリー
ハンドから土地をプレイ→(《世界のるつぼ》があるように)墓地から土地をプレイ
この理論でドレッジもハンドから呪文を唱え、墓地の呪文をフラッシュバックできる、いかにもマジックな環境に早変わり。冗談の様だが、これが案外正しかったりする。
3:ドレッジ(ヴィンテージ)の使用法[3本目]
2015年7月9日 ドレッジ(ヴィンテージ)実は、ドレッジはここからが本番であり、最大の武器を発揮する瞬間だと言っていい。
スタートは1本目と変わらず、バザーキープ&プレイから始めるのだが、当然相手は2本目に入れた対策カードをこちらにまた叩きつけてくる。
なので、バザーのドローで2本目に見た相手のカードをひっくり返すものをまず探しに行くことになり、それを《陰謀団式療法》と気合で通すことになる。
そして、それが通した後に、場に出ているバザーの力で速やかに相手を倒す。これがヴィンテージのドレッジのゲーム内容である。
さて、ここで問題。1行目に書いた、ヴィンテージのドレッジにおける「最大の武器」とは何であろうか?
バザー……ではなく、正解は、
3本目が先手で始まること
である。
ヴィンテージをやっている時間が長ければ長いほど、この言葉の重みを痛感するはずである。
スタートは1本目と変わらず、バザーキープ&プレイから始めるのだが、当然相手は2本目に入れた対策カードをこちらにまた叩きつけてくる。
なので、バザーのドローで2本目に見た相手のカードをひっくり返すものをまず探しに行くことになり、それを《陰謀団式療法》と気合で通すことになる。
そして、それが通した後に、場に出ているバザーの力で速やかに相手を倒す。これがヴィンテージのドレッジのゲーム内容である。
さて、ここで問題。1行目に書いた、ヴィンテージのドレッジにおける「最大の武器」とは何であろうか?
バザー……ではなく、正解は、
3本目が先手で始まること
である。
ヴィンテージをやっている時間が長ければ長いほど、この言葉の重みを痛感するはずである。
2:ドレッジ(ヴィンテージ)の使用法[2本目]
2015年7月9日 ドレッジ(ヴィンテージ)基本的に、ドレッジは(魔境のヴィンテージですら)1本目を取ることが大前提なので、2本目は相手も対策を詰め込めるだけ詰め込んでくる。
なので、ドレッジの2本目は勝とうと意気込まずに、「1本目を取らせてくれたから、負けてもいいよね」ぐらいのおおらかな気持ちで迎えるのが良い。
ただし、負けるときは、相手の対策が何であるかをスカウティングすることに全力を注ごう。
ちなみに、負けてもいいと考えている2本目は、無理にバザーをキープする必要もない。バザーもない手札で何もプレイせずに負けた時でも、相手の対策カードを見ながら「サイドが違ったなー」とか言っておけば、2本目の最低限の仕事は完了しているのだ。
なので、ドレッジの2本目は勝とうと意気込まずに、「1本目を取らせてくれたから、負けてもいいよね」ぐらいのおおらかな気持ちで迎えるのが良い。
ただし、負けるときは、相手の対策が何であるかをスカウティングすることに全力を注ごう。
ちなみに、負けてもいいと考えている2本目は、無理にバザーをキープする必要もない。バザーもない手札で何もプレイせずに負けた時でも、相手の対策カードを見ながら「サイドが違ったなー」とか言っておけば、2本目の最低限の仕事は完了しているのだ。
1:ドレッジ(ヴィンテージ)の使用法[1本目]
2015年7月2日 ドレッジ(ヴィンテージ)そもそも、ヴィンテージにおけるドレッジとはどんなものなのか?
グランプリ・千葉2015でお手本のようなドレッジが2位に入っていたので、それを参考に解説。
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi15/decklist/015060/
ヴィンテージとはいえ、マジックのルールは変わらないので、7枚引いた後の動作を列挙してみると、
1.手札に《Bazaar of Baghdad》があることを確認する
2.とりあえず、自分のターンのメインフェイズに《Bazaar of Baghdad》をプレイする
3.相手にターンを返し、相手の終了ステップで《Bazaar of Baghdad》の能力を起動する
4.ライブラリーから2枚ドローして、手札を3枚捨ててみる
5.自分のターンのアップキープ時に《Bazaar of Baghdad》の能力を起動する
6.《Bazaar of Baghdad》でのドローを、墓地にある「発掘」を持ったカードで能力に置換する
7.「発掘」を指定した墓地のカードをハンドに加え、「発掘」の横に書かれた数字の数だけライブラリーのトップを墓地に落とす
8.《Bazaar of Baghdad》による2枚目のドローも6.7.と同様に行う
9.《Bazaar of Baghdad》の能力解決後に、ライブラリーから直接墓地に落ちた《ナルコメーバ》があれば、その能力を誘発させて、墓地から場に直接出す
10.墓地に《恐血鬼》があれば、土地をプレイして、「上陸」で直接場に出す。
11.墓地に《黄泉からの橋》があれば、《陰謀団式療法》と《戦慄の復活》をフラッシュバックで唱えて、自分のクリーチャーを生贄にすることでお肉(ゾンビトークン)を増やす
12.後は適当にお肉(ゾンビトークン)を対戦相手に宅配する
レガシーのドレッジなどとは違い、動作がかなり緩い感じに見えますが、ヴィンテージだとこれで十分な動きだったりするのです。
グランプリ・千葉2015でお手本のようなドレッジが2位に入っていたので、それを参考に解説。
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi15/decklist/015060/
ヴィンテージとはいえ、マジックのルールは変わらないので、7枚引いた後の動作を列挙してみると、
1.手札に《Bazaar of Baghdad》があることを確認する
2.とりあえず、自分のターンのメインフェイズに《Bazaar of Baghdad》をプレイする
3.相手にターンを返し、相手の終了ステップで《Bazaar of Baghdad》の能力を起動する
4.ライブラリーから2枚ドローして、手札を3枚捨ててみる
5.自分のターンのアップキープ時に《Bazaar of Baghdad》の能力を起動する
6.《Bazaar of Baghdad》でのドローを、墓地にある「発掘」を持ったカードで能力に置換する
7.「発掘」を指定した墓地のカードをハンドに加え、「発掘」の横に書かれた数字の数だけライブラリーのトップを墓地に落とす
8.《Bazaar of Baghdad》による2枚目のドローも6.7.と同様に行う
9.《Bazaar of Baghdad》の能力解決後に、ライブラリーから直接墓地に落ちた《ナルコメーバ》があれば、その能力を誘発させて、墓地から場に直接出す
10.墓地に《恐血鬼》があれば、土地をプレイして、「上陸」で直接場に出す。
11.墓地に《黄泉からの橋》があれば、《陰謀団式療法》と《戦慄の復活》をフラッシュバックで唱えて、自分のクリーチャーを生贄にすることでお肉(ゾンビトークン)を増やす
12.後は適当にお肉(ゾンビトークン)を対戦相手に宅配する
レガシーのドレッジなどとは違い、動作がかなり緩い感じに見えますが、ヴィンテージだとこれで十分な動きだったりするのです。
0:前書き
2015年7月2日 ドレッジ(ヴィンテージ)関東圏のヴィンテージ環境でドレッジをやっていると言うだけでほぼネタバレですので、自己紹介は以上で。
最近、関東のヴィンテージ環境で「日本煙突協会」が勢力を伸ばしてきているので、対抗して「バグダッド商業組合」なるものを立ち上げてみることに。
DiaryNoteを見ていると、「ヴィンテージのドレッジに興味があって、バザーも買って、デッキを組んだけど、いまいち良くわからない」的な話をちらほら見たりしているので、ヴィンテージのドレッジという狭い世界の話をそこはかとなく書いていこうかなと思ってます。
なお、筆者もどんなネタが喜ばれるのか分かっていないので、質問やネタフリは常にウェルカム。
最近、関東のヴィンテージ環境で「日本煙突協会」が勢力を伸ばしてきているので、対抗して「バグダッド商業組合」なるものを立ち上げてみることに。
DiaryNoteを見ていると、「ヴィンテージのドレッジに興味があって、バザーも買って、デッキを組んだけど、いまいち良くわからない」的な話をちらほら見たりしているので、ヴィンテージのドレッジという狭い世界の話をそこはかとなく書いていこうかなと思ってます。
なお、筆者もどんなネタが喜ばれるのか分かっていないので、質問やネタフリは常にウェルカム。